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第3回 城西国際大学 空とぶクジラ大賞

全国高等学校「絵本コンテスト」 授与式が行われました

 

 2月22日(土),東京紀尾井町キャンパスにおいて,第3回城西国際大学 空とぶクジラ大賞全国高等学校「絵本コンテスト」授与式が行われました。本コンテストは,全国の高校生を対象に,絵本の新たな可能性を拓くことを目的に実施しています。絵本は,子どものみならず福祉総合学部が対象とする高齢者や障がいのある方など,さまざまな人々に力や癒しを与えるものです。

 授与式は,受賞者のみなさん及び保護者の方々,水田宗子学校法人城西大学理事長ほか城西国際大学関係者が臨席し,福祉総合学部ならではの和やかであたたかな雰囲気の中で進められました。

 空とぶクジラ大賞には,共愛学園高等学校2年生の大塚莉沙さんの『おとうと』が選ばれました。授与式では,スクリーンに作品が上映され,本学子ども福祉コース4年の飯嶋玲奈さんの読み聞かせで紹介されました。作品紹介に続き,コメントを頂戴したときに,大塚さんは受賞の喜びとともに,この作品のモデルがご自身とその「おとうと」のマロン(犬)であることを明かしてくださいました。

 今回の学外審査員を務めてくださった作家のアーサー・ビナード氏からは,受賞作品に対して、今回は多様な作品が多かったとの素敵な講評(ビデオメッセージ)を頂きました。
 授与式後は,会場をラウンジに移し,写真撮影と懇談会を行いました。懇談会では,受賞者の皆さんからコメントと絵本を作ろうとしたきっかけ,絵本作りで工夫した点などについて,インタビュー形式で伺いました。軽食を頂きながらの,こちらも和やかな懇談会となりました。

【第3回 城西国際大学空とぶクジラ大賞 全国高等学校「絵本コンテスト」 受賞作品一覧】

○空とぶクジラ大賞

「おとうと」 大塚莉沙作 共愛学園高等学校
 一人っ子の男の子が犬を「おとうと」として迎え入れる心温まる物語です。一人っ子の寂しさや「おとうと」ができた喜びが表情豊かに表現されています。またパステルや淡い水彩絵の具を基調とすることで、全体にやわらかく暖かい雰囲気を作りあげています。

○優秀賞

「シーラカンス」 石居沙良作 東京都立工芸高等学校
 人間になりたいシーラカンスが願いを叶え、人間となったシーラカンスの物語です。交差点の人混みに放り込まれたシーラカンスの戸惑いと混乱が見事に表現されています。色数を抑えることで全体に落ち着いた雰囲気を作り出すことに成功しており、ストーリーの不思議さを深めています。

○優秀賞

「みずのきもち」 佐藤歩作 神奈川県立上矢部高等学校
 身近な水の循環について、アクアくんを主人公とした冒険劇で表現した作品です。アクアくんがクジラに食べられてしまう場面で終わりと見せかけ、ポップアップのしかけで再度飛び出してくる驚きがあります。アクアくんの周囲の世界が一つ一つ丁寧に描かれ、水の大切さが強調されています。

○インターナショナル賞

「テイフェへールとポルツィツァ」 チューケ・キッティ作 ニーレジハーザ大学
 白い猫の男の子テイフェへールと埃の猫ポルツィツァ達の物語です。埃の猫ポルツィツァのお蔭でテイフェへールが灰色猫になることで、危機を脱するというストーリーはユーモアに富んでいます。いたずらをする猫の様子が愛らしく、もっと猫の表情を見てみたいと思わせてくれます。

○審査委員特別賞

「こころたまご」 須田真里亜作 共愛学園高等学校
 飼い猫を亡くした主人公が、自分の心と通じ合う「こころたまご」の存在により猫シロの死を受け入れていく幻想的なストーリーです。全頁にわたって繊細なモノクロームの世界が広がっていますが、飼い猫シロとの場面のみあたたかな色彩を使用している点が秀逸です。

○学生絵本賞

「ひっぱって これなーんだ」 飯嶋玲奈作 城西国際大学
 「ひっぱって これなーんだ」はしかけ付きのなぞなぞ絵本です。ひっぱることにより、一つの形が新しい形(例えばクレヨンがロケット)に変身する不思議な絵本です。しかけだけでなくページ毎に工夫が凝らされており、楽しさが溢れ出る作品です。


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