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東金商業高校の生徒さんに福祉の体験講座を実施しました!!

 9月14日(水)、東金商業高等学校の1年生161名を本学に迎え、福祉の体験講座を実施しました。


 朝10時からの入試課によるオリエンテーションに引き続き、福祉総合学部の井上敏昭学部長が、「人と支え合う社会」と題して講演をしました。専門的な知識と技術をもつことによって、より多くの人を助けられること、他者と相互理解をはかりながら、皆が幸せになれる社会づくりをして行くことが重要であることについてなるべくわかりやすく講義しました。次に、福祉総合学科の各コースと理学療法学科より各1名の代表学生が、大学での学びや生活について発表しました。学生たちは大学で最も興味のある科目や、大学の学びで気づいたこと等について発表しました。

 午後は、学内の6つの会場で、車椅子体験、障がい者ブラインドスポーツ体験、子どもの遊び体験(保育内容)、高齢者擬似体験、介護ベッド体験、理学療法体験の講座を実施しました。


 いずれの講座でも、高校生たちは初めての福祉体験に戸惑いながらも、本学教員や学生のサポートのもと、楽しんで学ぶことができたようです。


○参加した高校生達の感想
・講演「人と支え合う社会」について
「福祉」とは・・・幸せってことを初めて気づかされました。
他にも相手との考えを深める事が大切で,(1)価値観や意思を押しつけては駄目,(2)「分かり合えないから」ではなく分かり合おうとすること,(3)相手を理解する努力,相手に理解される努力の3つがとても重要なんだと教わり,これは福祉に限らず他の職種でも生かせるし,人として生きるために必要不可欠なんだなぁ,と思いました。人生の勉強ができたと実感しています。とても貴重なお話を聞けて良かったです。

・学生発表について
福祉総合学部に入ろうと思ったきっかけがすごく身近なことで,驚きました。福祉総合学部で,どのような勉強をするのか,どのようなことが大変なのかを聞いて,難しい勉強だったり大変なことでも,できた時の達成感が大きいという様な事を言っていて,私も諦めずに頑張ってみようと思いました。1つ1つの質問に分かりやすく答えていただいて,どういうことをやるのかが分かりました。

・体験プログラム:車椅子体験について
実際に自分が思っていたよりも車椅子を押すのは大変で気を遣う事が分かりました。人の命を預かっているという責任感も味わうことができ,すごく良い経験になりました。また,乗っている方も,押してくれる人を信頼することができたら,もっと良かったと思いました。

・体験プログラム:障がい者ブラインドスポーツ体験について
人間は普段,8割〜9割の情報を視覚から得ているという事を聞いて驚きましたが,実際に目隠しをしてみると,まっすぐ歩くことすらできないし,真っ暗なのでとても怖く感じました。目隠しをしたままサッカーをする「ブラインドサッカー」の体験で,音の鳴るボールを使って行ったのですが,とても難しかったです。

・体験プログラム:子どもの遊び体験(保育内容)について
保育体験では,子ども達の学びにつながる遊びをたくさん体験しました。最初は,園児と同じ環境で三角座りや子ども用の椅子に座りました。子ども達が驚いて科学や身のまわりのことに関心や探究心を持つように,ペットボトルの水を緑色に変えたり,小麦粉の粘土を作ったりしました。小麦粉の粘土には理由があって,小さい子が手で触ったり,口に入れても害が少ないようになっているそうです。保育園の先生は,ただ遊ばせるだけではなく,意味のある遊びを用意し子どもの視点に立つことが大切だと学びました。

・体験プログラム:高齢者擬似体験について
高齢者疑似体験をしてみて,高齢者はどのようなことが大変なのか,どういうことをするのが難しいのかが分かりました。高齢者を支える介助者も,耳が遠く目が見えにくい高齢者には,サポートすることも難しいことが分かりました。体が動きにくくなる高齢者の方々も,家にいるだけでなく,外に出ても楽しかったと思えるようにした方がいいと思いました。

・体験プログラム:介護ベッド体験について
介護ベッド体験は,人が倒れていて救急車が来るまでに自分が何をしたらいいのかや,正しい心臓マッサージ,人工呼吸の方法を学びました。心臓マッサージは1分間に100回のペースで行うことがコツだそうです。他には,実際にベッドを使って,楽な介護の仕方を学びました。「左半身麻痺」などの設定で介護したりもしました。一番難しかったのは,服の着脱でした。着替えは「脱健着患」といって,脱ぐときは健康な方から,着るときは不自由な方から,という方法で介護すると,介護を受ける側も介護する側も負担が少ないことを学びました。

・体験プログラム:理学療法体験について
理学療法体験では,人の体の歪みとか痛みの原因とかをストレッチや物理療法で治すことを詳しく教わりました。片足ずつ曲げ伸ばしを行うことで筋肉の運動の効果が出たり,床に手がつかなかったのがつくようになったりと,効果がすぐに出て楽しかったし,もっともっと興味が深まり「自分は理学療法士になって,たくさんの人を助けたい」と強く思いました。理学療法士を目指します。

・全体を通して
福祉に対するイメージが大きく変わりました。そして講演や学生さんのQ&Aを聞くことで,今まで見えなかった福祉の明るいところが見えて,とても良い体験になりました。また,自分はコミュニケーションが苦手なのではなく,苦手だと思っているだけだと分かり,心が軽くなりました。これもきっと福祉のパワーだと思います。思いやり,助け,理解し合う,素晴らしい職業は福祉なのだと思いました。


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